投資を行うにあたり、どのような商品を選ぶべきなのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
大切な資産を運用するわけですし、老後のためという考えを持つ人も少なくないはずですので、商品選びを誤らないよう注意が必要です。
投資商品にはいろいろな種類がありますが、特に人気が高いのがゴールドです。
純金は資産価値が高いことで知られ、その価値が損なわれにくいことでも有名でしょう。
有事の金という言葉もあるほどで、もしもの時に備えて保有するケースも多いです。
ゴールド投資のメリット
対象が純金であること
では、ゴールド投資にはどんなメリットがあるのかということですが、対象が純金であることそのものと言えます。
鉱物ゆえに物体として存在し、その数にも限りがありますので価値がなくなってしまうことがないと言われています。
そして世界で価値が共通しているため、国によって価値が左右される心配もないのです。
このメリットだけでも保有をする安心感を持てるものですし、金が世界から人気なのも頷けるところでしょう。
長期保有をしやすい
長期保有をしやすいのも魅力的です。
投資で利益を出すには、適切に運用を行っていく姿勢が大切ですが、ただ、あまり難しいことはしたくないという人もいるはずです。
日頃から動向をチェックしたり、必要があれば売り払ったりなど、煩わしい作業に感じてしまいます。
手間なく運用をしたいという層も存在しますが、まさにそうした考えを持つ人にゴールドは打ってつけです。
なぜなら短期的に変動をするリスクが少ないため、忙しく管理を行う必要がないからです。
長い目で考えじっくりと運用を行っていくことができる商品であり、せかせかと利益を出す必要はないと考える人にとって最適な選択肢かもしれません。
少額から楽しめるためハードルが低い
少額から楽しめるため、ハードルが低いという魅力もあります。
資産運用というと、まとまったお金が必要なイメージを持たれますが、決してそんなことはありません。
純金積立ですと、ごく少額から運用を開始することもでき、そこまで金銭的余裕がない場合でも投資を楽しめます。
お小遣い程度の金額で行えるため、初心者からもよく選ばれています。
ゴールド投資のデメリット
すぐに利益を出すのが難しい
メリットの一方では、デメリットもありますので注意しましょう。
先述をしたように短期的な変動が少ない商品であるのが特徴ですが、これは裏を返せばすぐに利益を出すのが難しいということでもあります。
基本的にすぐに儲かる商品ではないゆえに、長期的な視点で考えなければいけませんし、短期間で儲けたい人にはマッチしないと言えそうです。
とはいえ、魅力的な商品であることには違いないため、時間が掛かるからと諦めてしまうのは勿体ないです。
それに資産運用はひとつだけに絞る必要はありませんので、その他の商品と組み合わせて運用をするのもおすすめと言えます。
ゴールドでじっくりと利益獲得を目指しながら、その他の運用で短期的・中期的な儲けを計画するのもひとつの方法です。
利息や配当がない
利息や配当がないのもネックです。
預貯金や株式ですと、預けているだけでも利益を生んでくれるのですが、純金に関してはそういったものがありません。
売買をして利益を出す商品ですので、いつかのタイミングでは手放すことも必要です。
その見極めも必要になりますし、完全に放置をせず定期的に状況をチェックすることも欠かせません。
ゴールド投資に向いている人
投資初心者
このようなメリットやデメリットがある商品ですが、いったいどのような人に適しているのでしょう。
まずおすすめなのは投資初心者です。
変動リスクが小さいため、いきなり大きな損をしてしまうことがないですし、少額から積立てることも可能ですので、気軽にチャレンジすることができます。
じっくりと資産を増やす楽しみを味わうことができ、運用の醍醐味を実感することができるはずです。
分散をして運用したい人
分散をして運用したい人にも打ってつけです。
ゴールドは価値が高く安定性にも優れていますので、リスク回避の手段としても適しています。
すでに他の方法で資産運用をしている人からも選ばれるのはそうした魅力があるからです。
その一方、これらに当てはまらない人ですと、あまり魅力を感じられないかもしれません。
短期的に儲けることは難しく、ゴールドだけで大きな利益を出すのもなかなか大変です。
個々で資産運用に求めるものは違いますので、自分自身がどのようなやり方を好むのかによって選ぶべき商品は違ってきますし、ありなしの判断も人それぞれになります。
もしも実際に運用を行ってみたい場合は、リスクをきちんと踏まえた上でチャレンジをしましょう。
まとめ
安全資産とは言え、元本割れを起こす可能性はあり、損をしないとも限りません。
生活費を使ってまで行うのは厳禁で、余裕資金を準備する必要があります。
また、自分自身でもしっかりと知識を養う姿勢が大切です。
知らないままに運用を行うのは危険が伴い、利益が出た場合は税金のことも考慮しなければいけません。
知識がないことで無用なトラブルに見舞われないよう、十分に注意しながら楽しみましょう。
