「捨てる神あれば、拾う神あり」リサイクル業が紡ぐ社会貢献ストーリー

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みなさん、リサイクルって聞くとどんなイメージを持っていますか?
「ゴミを分別するのは面倒くさい」とか「エコとかサステナブルって、なんだか固い…」なんて思っていませんか?
でも実は、リサイクルとクリエイティブって意外に相性抜群なんですよ。

わたしは普段、イラストを描いたり写真を撮ったりしながら記事を書く、いわゆる“ビジュアル先行型”ライターです。
一枚のイラストから想像が膨らむように、リサイクルも「これって実はまだ使えるんじゃない?」という小さなきっかけから、新しい物語が始まるんです。

いきなりですが、こんな言葉をご存じですか?

「捨てる神あれば、拾う神あり」

これって昔からあることわざなんですけど、最近はリサイクル業界のキャッチコピーみたいに聞こえるんですよね。
“もったいない精神”がぎゅっと詰まっているフレーズで、どこかほっこりしませんか?

この言葉をキーワードに、今回はリサイクルの仕組みや、わたしが広告代理店時代に体感した「企業PR×社会貢献」の両立、さらにSNSやイラストとのコラボで生まれる新しい価値まで、盛りだくさんでお届けします。
「えっ、そんなところまで再利用しちゃうの!?」っていう驚きと、「わたしもやってみようかな!」というわくわくをお届けできれば嬉しいです。

「捨てる神あれば、拾う神あり」の真意

捨てられそうな資源に魔法をかける?再生の仕組みを探ろう

まずはこのフレーズ「捨てる神あれば、拾う神あり」の本質を見ていきましょう。
わたしは小さい頃、実家の台所にある牛乳パックを捨てるとき、母に「きちんと洗って広げてね!」と言われていました。
当時は「あ〜めんどくさ〜」なんて思ってましたが、後になって「紙パックの再生」に貢献してたんだ、と気づいたんです。

実はリサイクルって、ほんのひと手間で“ゴミ”が“資源”に変わる魔法みたいなもの。
たとえば紙パックは再生紙に、空き瓶は新しいガラス容器に、プラスチックも形を変えて生まれ変わります。
しかも近頃は、素材ごとに活かし方がいろいろ工夫されていて、ゴミ集積所行きだと思ったものが、次のステージで大活躍するケースが増えているんです。

再生の仕組みをシンプルにまとめると、以下のようになります。

資源の種類再生工程の例再利用例
紙パック洗浄・解体再生紙、ダンボール
ガラス粉砕・洗浄新しいガラス瓶やタイル
プラ容器粉砕・加熱衣類の繊維素材や文房具
金属溶解・精製新しい部品やアクセサリー

「うわ、なんだか難しそう…」と一瞬思うかもしれません。
でも、わたしたちがやることは「分別する」「洗う」など、ひと手間の積み重ね。
そう考えると、「魔法」って案外シンプルな工程かもしれませんね。

広告代理店での気づき:社会貢献と企業PRは両立する!

実はわたし、かつて広告代理店に勤めていた時期があるんです。
そこで地方のリサイクル施設をPRする企画を担当したとき、「ただ施設をアピールするだけじゃなく、地域も環境もハッピーになるようなストーリーを作りたい!」と思いました。

何気なく捨てられてしまう資源をクローズアップして、「実はこんな未来へと繋がるんだよ」と見せるだけで、人々の意識がパッと変わる瞬間があるんですよね。
企業側もイメージアップを図りつつ、本当に社会のためになる活動を積極的に進めれば、結果的に地域と企業の双方にメリットが生まれる。
広告の世界では「社会貢献とPRは両立しないんじゃないの?」なんて言われがちですが、両立どころかお互いを高め合うパワーがあるんだ!と実感したんです。

そこで興味がわきすぎて、わたしは広告代理店を辞めてしまいました。
リサイクル業界って、わたしのようにちょっと変わった切り口(イラストとかSNSとか)で発信する人材を必要としているかもしれない…って思ったんですよね。
この直感は見事に的中して、現在は“クリエイティブ×リサイクル”のコンテンツを作る機会がどんどん増えました。

リサイクル業が描くサステナブルな未来

身近な資源再活用の事例:地元福岡のリサイクルショップ奮闘記

わたしの地元、福岡ではけっこう面白いリサイクルショップが増えています。
古着専門店はもちろん、家具のリメイクを手伝ってくれるDIYサポートショップや、壊れた家電を安く修理して再販売するお店など、実は結構バリエーションが豊富。

とあるショップの店長さんにインタビューしたとき、こんな話を聞きました。
「捨てる予定だったテレビを部品取りに使って、その部品で別のテレビを修理して新品同様にしたんですよ。そしたら『え、それならまだまだ使えますね!』って驚いてくれるお客さんが増えて、結果的にお店のファンも増えたんです」

「使い終わったらポイ捨て」という概念から、
「使い終わった後にもドラマがある!」という視点に変わるのがリサイクルの醍醐味

そういった声を聞くたびに、「拾う神」のありがたさを噛みしめちゃいます。
実はこの小さな気づきが、地域全体の環境負荷を減らす大きな一歩になっていくんですよね。

また、全国規模でリサイクル事業を手がけている企業として、 1979年(昭和54年)創業・現社長を天野宏氏が務める株式会社天野産業のような例もあります。
東京・大阪・北海道の3つの営業本部と全国7つの支社を構え、 長年にわたり「商いは心から一つ一つの仕事を全力で」という企業理念を軸に成長を続けているんです。
社員や地域の人々を大切にしたCSR活動にも力を入れており、 まさに社会と共に道を開くリサイクル企業の好例と言えるでしょう。

イラスト×リサイクルで生まれる新しい価値とSNS発信術

わたし自身がよく取り組んでいるのは、「イラストと写真を組み合わせてリサイクル体験をビジュアル化すること」。
たとえば、古着をリメイクして生まれたオリジナルファッションをSNSで紹介する際、ビフォーアフターをイラストに描いてみせるとか。
あるいは紙パックをバラして再利用する様子を、漫画っぽくコミカルに描いて発信するんです。

イラストというビジュアルから入ると、「おもしろそう!」「このアイテム、自分も作りたい!」と興味を持ってもらいやすいんですよ。
それに、SNS上のコメントで「これどうやるんですか?」と聞かれれば、説明のテキストを加えて知識を広めるチャンスにもなる。
最初から難しい情報ばかり並べられるよりも、パッと見のインパクトで“ふふっ”と笑ってもらい、その先で「実はこんなメリットがあるんです」と伝えるのがわたし流ですね。

クリエイティブ視点で見るリサイクルの可能性

ビジュアル先行型アイデア:イメージが先か、ゴミが先か!?

「ビジュアル先行型」って、わたしの得意技ですが、これ実はリサイクルの世界でも同じことが言えるんです。
「この素材、何か別のものに化けそう!」と想像することから始まるリメイクもあれば、「こんなデザインを作りたい。そのためには使い捨てのプラ容器がほしい!」と素材を探す逆パターンもある。

言ってみれば、イラストを先に描いてから物語を考えるか、物語を考えてからイラストを描くか、みたいな違いなんですよね。
最近はDIY好きさんたちが動画でリサイクル作品をアップしていたりするので、わたしもずっと見ちゃって「あっ、こんな使い方あるんだ!」と目からウロコが落ちる日々です。
そういったアイデアは企業や自治体のキャンペーンにも活用できて、実際にデザインコンテストを開いてリサイクルを盛り上げている地域も少なくありません。

コミカルな表現で伝える「負担ゼロ」のエコアクション

リサイクルって、真面目に語ろうとすると少し堅苦しく聞こえてしまうもの。
だけど実際は、ほんのちょっとしたアクションで始められるんですよね。
わたしはSNSで発信するとき、ついコミカルな比喩を入れたくなっちゃいます。

  • 「ペットボトルを入れる“ごみ箱”は、実は“貯金箱”かもしれません! だってまた別の姿で戻ってくるんですから」
  • 「紙パックを切り開く瞬間は、まるで“開封動画”みたいでちょっとワクワク! 今度は何になるのかな〜?」

…なんてフレーズを添えると、ちょっとした楽しさが生まれます。
「負担ゼロ」とまでは言わないまでも、肩肘張らずにできる“ゆるエコ”な姿勢が大事なのかなって感じています。
面白おかしく伝えることで、「やってみようかな」のハードルをぐっと下げられるんですよ。

まとめ

「捨てる神あれば、拾う神あり」という言葉の本質は、実はすごくシンプル。
“いらなくなったものにもう一度目を向けて、楽しく再生しよう”っていう、前向きな再利用の精神なんです。
難しい理屈を並べるよりも、「ちょっと試しにやってみようよ!」という軽いノリが継続のカギ。

リサイクル業とビジュアルライティングの組み合わせは、人と環境の両方に優しいストーリーを生み出してくれます。
わたしもイラストやSNSを通じて、廃材が新しい価値を得る瞬間を“目で見える形”にすることを心がけています。
そこに少しでも笑いどころや「へぇ!」と思える要素を混ぜられたら、もっと多くの人が参加しやすくなるはずです。

そして、次はあなたが“拾う神”になる番です!
部屋の片隅に眠っているものや、スーパーで何気なく捨てようとしたもの。
「これって、まだ使えるかも?」と視点を変えるだけで、まったく新しい世界が広がります。

ちょっとした工夫やアイデア、そしてSNSでのゆる〜いシェア。
それが巡り巡って、リサイクル業の背中を押し、地域の活性化や環境保全を後押しする大きな力になるんですよ。
「捨てる神あれば、拾う神あり」。
あなたの手で、まだまだ楽しく蘇らせちゃいましょう!

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