自費出版で書籍を販売するまでの過程は意外と簡単です

自費出版
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文章を書くことが得意な方や、普段からブログで何かしらの情報を発信しているような方、作家を目指している方の中には自費出版という方法で販売目的で制作を検討している方も多いのではないでしょうか。
特に作家を目指している方の中には、大手出版会社に原稿を送っても審査の結果、出版に至らないことが多く、年月だけが経過してしまうこともあり得ることです。
きつい言葉になりますが出版会社もボランティアで仕事をしていることではないので、販売をしても売れ残ってしまうリスクを考えた場合、審査で落とされた方はその中に該当する可能性が高いと認識できます。
書き手の方は自信を持って文章を書いていることを自負する方も多く、出版会社から拒否されてしまった際には、やはり自費出版という方法で書籍を発行することが最善策とも考えられます。

自費出版の具体的な方法

では、どのような方法で自主出版を行えばよいのかと言えば、自宅にパソコンとプリンターがある環境では完全に自作で作成することも不可能ではありませんが、書籍に相応しい表紙やカバーの紙、書籍の紙質などは普通の量販店では販売されていないことが多く、1ページ当たりの印刷スピードも遅いので、現実的とは言えません。

この解決策はインターネットを利用する方法があり、ネット上には自費出版を希望する方に向けて特化したサービスを提供している会社を探せるので、各社の公式サイトを確認して料金プランなどを比較検討することが最適な手段です。

専門に行う会社では家庭用プリンターや大型複合機などの印刷ではなく、書籍専用の印刷機を備えていることと、豊富な紙質を用意しているので完成度は書店に並べられている書籍と違いはありません。
印刷だけではなく製本作業も行ってもらうことができ、通常では全てをパッケージにしているので非常に簡単です。

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書籍のページ数に対する1冊当たりの単価を調べる

各社の公式サイトでチェックしたい部分はあり、書籍のページ数に対する1冊当たりの単価を調べることも該当します。
自費出版の場合は全ての料金を作者が負担をすることになるので、できるだけ安い単価で引き受けている会社を探せば利益を確保する際に有利になることは間違いありません。
公式サイトを確認すると直ぐに分かりますが、原稿を入稿するにはパソコンで作成したデータがあれば、各社で指定している形式に合わせてサイト上からデータを送信する方法で発注を行える方法と、手書きで作成している方は、原稿を封筒に入れて会社まで送付する方法でも問題はありません。
入稿後は依頼した会社から連絡が来ることになり、細かい設定を話し合いの上で決めることは必須になり、サイズ的な部分以外でもカバー表紙の製作、製本の方法なども話し合いによって決められます。

お住いの地域に担当する会社が無くてもオンラインで完結できる

インターネットを使う方法であれば、お住いの地域に担当する会社が無くてもオンラインで完結することができるメリットがあります。
ネット通販と同じような感覚で利用することができるので、移動費や宿泊費など余計な経費が一切掛からないことも特徴的ではないでしょうか。
各社で多い傾向にあることは、発行する部数をあげることができ、部数が多い場合は割引を適用させている会社も実在しています。
1冊からでも引き受けている会社もありますが、1冊では単価が高くなるので、販売目的で利用する際には、売れる部数を自ら算定してから決める方法で問題はクリアできます。

販売方法も前もって知っておく

この一連の流れで希望通りの自費出版を行えますが、自宅に届いた完成品に対しては、そのままでは販売ルートに乗せることができないので、販売方法も前もって知っておくことは最低限必要とされます。

一部の印刷会社では製作後に会社側で販売ルートを用意してくれるサービスを付帯させていることもありますが、遠方にお住いの方であれば、会社とは別に作者本人が売り込みに行く方法も効果的です。

営業職と同様の方法になりますが、近隣で営業をしている書店を訪問し、バイヤーや責任者と商談をする方法で書店に置いてもらう方法があり、この方法では大手出版会社ではなく書店個別の対応で決まる方法なので販路を営業により広げることは決して不可能ではありません。

何度商談に行っても購入してもらうことができない場合

ただし、何度商談に行っても購入してもらうことができないようであれば、正規ルートで納入される書籍とは異なり、委託販売という方法で商談をすることもできます。
書籍の場合は他の小売店の商品と同様に、仕入れをして伝票のやり取りをした上で店頭販売をしているものですが、委託販売は売れてから初めて商談で決めたマージンを書店側に支払い、利益分も確保できる方法です。
もっと分かりやすく表現すると、書店側は購入した書籍を販売することを基本としているものですが、委託販売は置き場所を借りるという認識です。
例えば30冊を売る場合、書店側は1円も支払わずに販売スペースだけを提供します。

まとめ

作者は売れた冊数に合わせて場所を貸してくれた書店に販売利益を支払い、残りの部分を自分の利益にするだけの簡単な販売方法になります。
実際に委託販売形式では商談に応じてもらえる可能性は高まるので推奨できる販売法です。

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